準備万端を目指し、学期中に使ったテキストや小テストの内容をすべてAIに投入し、「予想問題」を自動生成。
「これで勝利確定だ」と胸を張って当日を迎えたものの——
関 マサエ(当社IHS 代表取締役社長) 2025年12月17日
いよいよやってきました、学期末試験。
社会人でいえば「期末の経営会議」や「資格試験」にあたる一大イベントです。
テスト前、集中授業はチーム戦!
一部の科目では、試験直前に「集中授業」という名のウォーミングアップがありました。
特に情報処理の授業では3〜4人のチーム戦で、Googleに登録したチーム名で参戦。
先生がスクリーンに映す問題にスマホで回答し、正解スピードで得点が加算されるゲーム形式です。
上位5位までのチーム名が表示されます。
途中で現れる「ITあるあるキャラクター」に教室は爆笑と緊張が入り混じり、手に汗握る展開。
驚くべきことに、このゲームで解いた問題は本番でもしっかり記憶に残り、クラス全体の平均点は昨年を上回ったそうです。
やはり学びもゲーミフィケーションを加えると効果抜群です。
AIで予想問題を作ったけれど…
私は準備万端を目指し、学期中に使ったテキストや小テストの内容をすべてAIに投入し、「予想問題」を自動生成。
「これで勝利確定だ」と胸を張って当日を迎えたものの——
出題されたのは、見事に1問も的中せず。
目の前が真っ白になり、「あの準備時間は何だったんだろう…」と、遠くの壁を見つめる私。
ノート共有と、学生の試験必勝術
他にも理解不足の科目や、授業の資料やテキストで回答が不明な箇所について、同じゼミの学生にノートを写させてほしいとお願いしたところ、彼女は快く承諾し、LINEでデータを送ってくれました。
そこには、大学共有フォルダーからデータ化された資料やテキストをダウンロードし、彼女が自分で調べたURLリンクやテキストの写真が添付されているではありませんか。
そういえば彼女はいつもiPadでペン入力していたことを思い出しました。
今や試験勉強もスマホやタブレットが主流で、紙テキストにペンは少数派です。
学生の試験対策では友人とのノート共有や試験範囲の確認は当たり前。もちろんLINEはフル活用。
普段は私に話しかけない学生が、試験前になると不思議なほど距離感ゼロで近寄ってきて、ノートの写メをお願いしてきます。
もちろん快く応じましたが、今思えば——授業中に寝ていたはずの彼女は、なぜ私のノートが充実していると知っていたのか…?
テスト本番、赤点と価値観ギャップ
そして迎えたテスト当日。小テストはスマホOKでも、さすがに期末はすべて紙。
試験後、追試が必要な人は「追加受験料」が発生します。
ある学生が「落ちただけでお金を取るのはおかしい」「赤点を取って何が悪い」と言い出し、世代間の価値観ギャップを肌で実感しました。
これは「研修不合格で再受講料を請求された新人」のリアル版かもしれません。
夏休み、そして本当の試練が始まる
こうして無事に試験が終わり、待ちに待った夏休みへ。
…とはいえ、机の上の溜まった業務が、じっとこちらを見つめています。
学生生活も、ビジネスの現場も、「本当の試練は、終わった“その後”に始まる」のかもしれません。
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