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セミナーQA

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IIMヒューマンソリューション(IHS)が毎月開催している無料セミナーのQAをまとめたページです。業務の自動化・効率化における現場のギモンにお答えします。ぜひご活用ください!

※内容はIHSのFacebook公式アカウントでも随時発信中です!

セミナーQA

目次

QA

<Q>[RPA導入] ロボット開発や運用保守において、野良ロボットができてしまうと何が問題になるでしょうか?

<A>

そのロボットの面倒を見る人がいないため、例えば運用環境が変わった場合にロボットを修正できない、或いはロボットに不具合が見つかってもそれを直せないといったことが起こり、業務遂行上のトラブルになります。

更には、野良ロボット自体がどこにあるかわからなくなると、業務上のトラブルの場所も特定できなくなってしまいます。

<知っておくと便利!>

「ロボットの一元管理」をお勧めします。以下のようなルール化は、野良ロボットの発生を防ぎ、効率的な運用を行うためにも不可欠です。

  • 社内のロボットの保存場所を管理する。(本番運用の最新もの)
  • 最初にルールを設定して自動化を進める。(ロボット本体の保存や変更履歴など一元管理のためのルールを作り、それに従った運用ルールを設定する)
  • 管理やルール化の管理者を決めておく。

<Q>業務プロセス分析を始めるにあたって、BPMN(Business Process Model and Notation)で行うのは正解でしょうか?

<A>

BPMNは理解や活用において比較的負荷が少なく、取り組み易いので良いと思います。初めのうちは経験者や専門家に支援をしてもらいながら進めるとなお良いと思います。

*BPMN利用の主なメリット:

  • ほかの業務分析手法(HIT(Human resource Intelligence Technology)、日本能率協会の業務分析手法、産能大方式など)と比べて、記号が少なく、表記方法もシンプルです。
  • BPMNで描いた業務フローを実装しBPMを実現するためのITツール、BPMS(Business Process Management System)が用意されています。
  • 国際標準(ISO/IEC 19510)なので、海外でもコミュニケーションできます。

<Q>[Power Apps] Excelの日付データをPower Appsで取り込んだ際、正しく表示されていない(44494というような表示になっている)のですが、どう修正すればよろしいでしょうか?

<A>

Excelでは日付型のデータを1900/1/1を1とするシリアル値として管理しています。
Power Appsでは、Excelからデータを取得する際、表示されている日付の文字列ではなく、シリアル値を取得して文字列として表示しているため、思うような表示になりません。

そのため、元々入っていた日付の表示形式を「文字列」に変更し、文字列として日付をセルに格納することで修正ができます。

<知っておくと便利!>

Power Appsは、Excelのデータを取得する際に、表示されている文字ではなくセル内部のデータを取得します。この質問のように、Excelで表示されている文字が同じでも、セルの表示形式によって内部に格納されているデータが違う場合があるため、注意が必要です。

例)表示されている情報:1900/1/1 日付表示のセル内の情報:1 文字列表示のセル内の情報:1900/1/1

<Q>Power Automateの[テンプレート]で検索の際に、複数の検索をかけることは可能でしょうか?

<A>

はい、複数の単語で検索をかけることは可能です。
検索したいものの間に [半角スペース] を入れて検索すると検索条件にあったテンプレートが表示されます。

<Q>[Power Apps] 新規追加フォームにデータを登録後、遷移した成功画面にて前の新規追加フォームに入力した指定データを表示できますか?

<A>

以下の手順で、成功画面に新規追加フォームで入力したデータが表示されますので試してみてください。

■手順

  • 新規追加フォームがある画面を表示します。
  • 画面上にある[挿入]から[ラベル]をクリックし、入力フォームやボタンに被らない所に配置します。
    ※[ラベル]がボタンや入力フォームに被ってしまうと、機能しなくなるため
  • [ラベル]の[Text]プロパティに成功画面で表示させたい指定フォームのフォーム名を入力します。
    ⇒フォーム名.Text
    例)DataCardValue56.Text
  • 指定フォームに入力したデータが手順2で追加した[ラベル]に表示されることを確認します。
  • [ラベル]を非表示にしたい場合、[ラベル]のプロパティからVisibleを選択します。
    [true]から[false]に編集すると[ラベル]が非表示になります。
  • 成功画面を表示します。
  • 画面上にある[挿入]から[ラベル]をクリックし、ボタンに被らない所に配置します。
  • [ラベル]の[Text]プロパティに手順2で追加した[ラベル]のラベル名を入力します。
    ⇒手順2で追加したラベル名.Text
    例)Label20.Text
  • 実際に新規追加フォームにてデータの追加を行い、成功画面に新規追加フォームで入力したデータが表示されているかを確認します。

<知っておくと便利!>

新規追加フォームの場合、Submitを行うとフォーム上に入力したデータはフォーム上から消えてしまいます。したがって、新規追加フォームと成功画面のラベルを直接連携してしまうと成功画面のラベルは空白で表示されます。

そのため新規追加フォーム画面にラベルを設置し、新規追加フォーム画面のラベルと成功画面のラベルを連携することで成功画面のラベルにデータが表示されます。

<Q>[Power Apps] Power AppsにExcelを接続した際に追加される、[PowerAppsId]列とは何でしょうか?

<A>

Power AppsにExcelを接続した際に、テーブルに追加される[PowerAppsId]列は、Excelテーブル内のデータに一意性を持たせ、他のデータと区別するための値です。

<知っておくと便利!>

PowerAppsIdは、Power AppsからExcel内のデータを操作や更新する際などに使用されるものです。

<Q>[Power Apps] Power Appsのアプリに使用するデータソースを選ぶ際に悩みがちなExcelとSharePointですが、それぞれのメリット、デメリットはありますか?

<A>

Power AppsのデータソースにSharePointやExcelを使用する際のメリット・デメリットとしては、一般的に以下のようなものが挙げられます。

【SharePoint】

◇メリット
データを表示する際に、必要なデータのみを取得して表示するため、スマートフォンなどから使用する際に通信量を抑えることができる。

◆デメリット
SharePointリストの仕様上、5000件を超えるデータを上手く扱えないため、大量のデータを扱うアプリには向かない。

【Excel】

◇メリット
Excelの操作に慣れている人が多く、扱いやすいため、データソースとするテーブルの修正などを行いやすい。

◆デメリット
SharePointと異なり、データを表示する際にExcelのすべてのデータを取得して表示させるため、通信量が増加しやすい。

<Q>[Power Apps] 「キャンバスアプリ」と「モデル駆動型アプリ」は、どのように使い分けるのでしょうか?

<A>

●キャンバスアプリ

キャンバスアプリは、様々なアプリやデータ等と連携し、自由度の高いアプリを作成することができます。備品や申請の管理アプリなど、業務に使用する基本的なアプリの作成にはこちらを使用します。

●モデル駆動型アプリ

モデル駆動型アプリは、グラフや表を使ったダッシュボードの作成などに特化しています。

Dataverseのデータを利用した、管理者向けのアプリを作成する際に推奨されます。

<知っておくと便利!>

キャンバスアプリの場合、各ユーザーが自由に作成・削除を行えますが、モデル駆動型アプリの場合は、1度作成をすると一部の管理者権限を持つユーザーしかアプリの削除ができないため作成する際には注意が必要です。

<Q>[Power Apps] ExcelやSharePointなどからアプリを作成する場合は、スマートフォンサイズ限定になってしまうのでしょうか? また、スマートフォンサイズからPCサイズへ変更することは可能でしょうか?

<A>

ExcelのテーブルやSharePointのリストに接続をしてアプリ作成を開始した場合、アプリの画面サイズはスマートフォンサイズになってしまいます。

また、スマートフォンサイズで作成されたアプリをPCサイズに変更することはできません。

<知っておくと便利!>

アプリの画面サイズを変更することはできませんが、アプリの設定から、画面の向きを[横]に変更し、[画面に合わせて倍率を変更]の設定をオンにすることで、PCサイズの画面に近づけることが可能です。

※設定変更の都度、レイアウトの調整が必要です。

<Q>[Power Apps] アプリに検索ボックスのような検索機能を付けることは可能でしょうか?

<A>

可能です。

[Search]などの関数と[テキスト入力]などの要素を組み合わせることで、アプリに検索機能を付けることができます。

<知っておくと便利!>

データを抽出する関数には、Searchの他に、Filter、LookUpといったものも存在します。

さまざまな関数が存在するため、実装したい機能に合わせて関数を使い分けることで、利用の幅が広がります。

<Q>[Power Automate] 特定の動的コンテンツを使用した際に「Apply to each」のアクションが自動的に入ってしまうのはなぜですか?

<A>

Apply to eachは、Apply to each内の処理を一定の回数繰り返すアクションです。

メールの添付ファイルやExcelテーブルの列など、選択した動的コンテンツの中に複数の値が含まれる可能性がある場合、それぞれの値に対して処理を行うために追加されます。

このアクションが追加されることにより、添付ファイルが1個の場合は1回、2個の場合は2回と、動的コンテンツに含まれる値の数だけ処理が繰り返されるようになります。

<知っておくと便利!>

繰り返しアクションには、動的コンテンツに含まれる値の数だけ処理を繰り返すApply to eachに対し、設定した条件を満たすまで処理を繰り返させる「Do until」も存在します。

加算の結果が特定の値を超えた場合に繰り返しを終了したい、など、Apply to eachで実現できなかった処理は、Do untilを使うことで実現できる場合があります。

まとめ

IHSが毎月開催している無料セミナーのQAまとめでした。新しいQAを追加でどんどんアップしていきます。なお、こちらの内容はFacebookでも随時発信中です。ぜひFacebook公式アカウントのフォローお願いします!

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