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サーバーのミドルウェア共用利用による大幅な費用削減の実現

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2019年07月

サーバーのミドルウェア共用利用による大幅な費用削減の実現

今回のお客様は、国内大手輸送会社です。社内、およびエンドユーザー向けに広範囲の IT システムを有しており、 IT システムの規模は大小ありますが、その数は 1,000 システムを超えます。サーバー 1 台に対して、 1 システムを充てると、導入するミドルウェアのライセンス費用や、保守サポート費用がサーバー毎に必要となり、 IT システムの維持をするだけで莫大な予算が必要となってしまう事が課題となっておりました。これらの課題を解決すべくサーバーのミドルウェアを共用利用する事をご提案し、サーバー 1 台に対して 20 システムを集約する事を目的としたサーバー構築のご支援をさせていただきました。

概要

業種 輸送業
目的 IT システムに掛かる維持費用削減
作業規模
  • 利用ユーザー数: 約 20,000 名
  • 総サーバー台数: 20 台
作業ボリューム
  • 工期: 5 ヶ月
  • 作業ボリューム: 12 人月
作業内容
  • ミドルウェア共用サーバーの構築
  • 要件定義、計画
  • 外部設計
  • 詳細設計
  • テスト設計
  • OS 導入/設定、ミドルウェア導入/設定
  • 単体テスト
  • 結合テスト
  • システムテスト

作業効果

IT システムに掛かる維持費用、作業費用の大幅な削減を実現

今まで 1 台のサーバーに対して 1 つの業務システムを充ててシステムの運用を行っていたが、ミドルウェア共用サーバーを構築し、「パフォーマンス等の性能面を考慮しなくて良い業務システム」を集約した事で、サーバーへ導入しているミドルウェアのライセンス費用を抑えることができ、大幅な費用削減に成功しています。

また、 1 つの業務システムで 1 台のサーバーを構築する必要がなくなったことから、工期の短期化と作業ボリュームが低下し、作業費の削減にも繋がっています。具体的には、サーバー 1 台を構築するために、機器購入の調整や設計・構築等の手続きや作業があり、現状では最低でも半年程度の工期がかかっていました。今回のようにミドルウェア共用サーバーを利用することにより、上述のような手続きや作業を省略することができるため、工期が最大で 3 ヶ月程度に短縮することが可能となりました。


弊社利用による効果

長年の経験によって培われてきた判断力

今回、集約対象とするシステムは、お客様が持つ、「サーバーの重要度(通常、重要、最重要等がある)」という基準から「通常」のサーバーを目安に検討をしました。 しかしながら、基準が「通常」であっても、 DB の更新頻度やトランザクション量、 Web アクセス頻度等、総合的に判断し、集約を断念するケースもあります。
このような判断は、長年お客様の運用に携わってきた弊社だからできたことであると感じています。

確かな技術力と提案力

今回のお客様は、初期導入直後から長期間にわたって IHS が運用をご支援させていただいています。お客様のシステム環境を熟知しているということや製品知識があるという理由だけでなく、トータルな技術力についても評価していただき、これまでもお客様から様々なご相談をいただいておりました。時には、お客様のご相談内容をそのまま実行するのではなく、別の解決方法をご提案させていただいたこともあります。そうしたことを続ける中で、お客様との信頼関係を築くことができたと感じています。


作業内容の詳細

システム要件定義/計画

  • 要件定義書作成
  • プロジェクト計画書作成

外部設計

  • 基本設計書作成
  • 運用設計書作成

詳細設計

  • 詳細設計書作成
  • テスト仕様書(単体、結合、システム)作成

OS 導入/設定、ミドルウェア導入/設定

  • OS 導入、各種パラメーター設定
  • ミドルウェア導入、各種パラメーター設定

単体テスト、結合テスト、システムテスト

  • テスト仕様書に則ってサーバー上での各種テスト実施

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