2025年09月
セミナー申込みデータ管理の自動化(WinActorからPADへ移行)
今回の事例は、弊社社内での取り組みをご紹介した事例です。
定期的に開催しているセミナーの申込み管理業務を対象に、従来のWinActorからPower Automate for desktop(PAD)へ移行しました。
申込みデータの管理から参加者リスト作成、関係者への共有までを自動化し、作業の標準化・属人化解消・効率化を実現しました。
本事例では、その背景と効果をご紹介します。
背景
弊社では定期的にセミナーを開催しており、申込み情報をExcelの管理表で管理し、参加者リストの作成や準備に活用していました。
これまでは、WinActorを活用し一部自動化していましたが、ライセンスや実行環境の制約により、担当者全員が自由に使える状態ではなく、さらに、手作業が残っていたため作業効率や品質にばらつきがありました。
そこでPower Automate for desktop(PAD)を導入し、申込みデータの格納、管理表への転記、参加者リストの作成、関係者への送付までを自動化しました。
その結果、担当者全員が利用できる体制を整備でき、作業時間の短縮と運用の安定化を実現しています。
概要
業種 | 情報サービス業 |
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目的 |
|
作業ボリューム | 作業ボリューム 作業期間1カ月間(工数 約1人月) |
作業内容 | Power Automate for desktop(PAD)フロー作成、動作テスト、展開 |
作業効果
WinActorからPADへの移行と標準化
従来はWinActorを利用して一部の処理を自動化していましたが、ライセンスや実行環境の制約により、利用できる担当者は限られていました。
そこで、無償で利用できるPower Automate for desktop(PAD)に移行し、担当者全員がPADを使って同じ手順で作業を行えるようになり、作業の属人化を解消しました。
また、PADのフローを共通化・標準化することで、分担や引き継ぎも容易になり、業務の安定性と効率性が大きく向上しました。
業務プロセス改善による作業時間削減
従来は一部の作業が手作業に頼っていたため、ミスや作業時間のばらつきが課題となっていました。
今回、業務プロセス全体を見直し、自動化に適した作業をすべてPADで実行する仕組みに刷新しました。
その結果、人的ミスを防止しつつ、作業時間を大幅に削減しました。
作業内容の詳細
Power Automate for desktop(PAD)フロー作成
1.自動化対象の業務フローの整理
2.実行のタイミングに合わせて以下3つのフロー作成
- ①申込みデータ格納
- ②管理表転記
- ③参加者リスト作成、送付
動作テスト
1.テスト用データを用いたフロー実行確認
2.複数の担当者による再現性確認
展開
1.実行方法や注意点のマニュアル化
2.担当者への操作説明・共有
まとめ(弊社支援による効果)
今回の事例は弊社社内での取り組みですが、同様にお客様の業務に合わせてプロセスを見直し、Power Platformを活用することで、定型業務の効率化・標準化・属人化解消を実現できます。
「どの業務を自動化できるか」「どのようにフローを設計すべきか」といった検討から、導入・定着化まで幅広くご支援いたします。
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