導入事例Case Study

アカウント棚卸し作業の効率化

背景

IT 業界でも「働き方改革」がほっとワードとなっており、現場では業務(作業)の自動化による生産性の向上、効率化が求められています。私が常駐するお客様先では、サーバーのアカウントの棚卸しをするため、サーバーを管理する部署がどこで、どのようなアカウントを使用しているのかを一元的に管理する管理台帳と、サーバ内のアカウント情報を突合し、棚卸のチェックを行っています。これまで、このアカウント情報の取得に工数を要していたため、作業を効率化し工数を削減することが課題となっておりました。

また、アカウント情報の取得は、手作業で実施しておりましたが、コマンドの誤入力によりアカウント情報が変更されてしまうといった障害の発生やアカウント情報の取得漏れが発生するリスクもありました。

これらの課題に対応するため、アカウント情報の取得作業を自動化し、作業の効率化とミスが発生しない運用への移行を実施いたしました。

概要

業種 金融業
目的 サーバのアカウント棚卸作業の効率化
作業規模 サーバー: 100 台
作業ボリューム 0.2 人月
作業内容 Windows サーバーのローカルアカウント情報をバッチファイルで取得し、一覧化するバッチファイルの作成

作業効果

アカウント情報の取得をするバッチの作成

<課題の詳細>
アカウント情報の取得作業時に、各サーバーへリモートで接続をして、手入力でコマンドを実行していたため、コマンドの誤入力による障害の発生やアカウント情報の取得漏れのリスクがありました。
また、サーバー内のアカウント数に応じて、コマンドを実行する必要があり、アカウント数が増えるほど作業時間を要する状況でした。


<どのように改善したか>
「アカウント情報を全件取得し、テキストファイルに出力する」バッチファイルを作成し、各サーバーに配置しました。
作業時はバッチを実行し、作成されるテキストファイルを回収するのみとなりました。


<どんな効果があったか>
これまでは 1 サーバーあたりの作業工数が 15 分程度要していたので、100 台分の対応には 25 時間かかっていました。
本バッチの作成によって、1 サーバーあたりの作業工数が 4 分に削減できたことから、合計の作業工数は 6 時間半程度に短縮することができました。
また、コマンド実行が自動化された為、誤入力による障害の発生やアカウント情報の取得漏れもなくなりました。

アカウント情報を一覧化するバッチの作成

<課題の詳細>
アカウントの棚卸をするための上記のバッチにより取得したアカウント情報と管理台帳を突合する作業は、担当部署がツールを利用しており、テキスト形式から CSV 形式のデータに変換する必要がありました。
また、上記のバッチで出力されたアカウント情報は1 アカウントあたり 20 行のアカウント情報で構成されていましたが、担当部署の要望で 1 アカウントにつき 1 行のファイルに変換する必要がありました。


<どのように改善したか>
担当部署にアカウント情報の構成と必要となる項目(ホスト名、ユーザ名、最終ログオン日、アカウント有効、パスワード有効期間)を確認し、バッチファイルにより取得したテキストファイルを 1 アカウント 1 行のファイルへと自動変換するバッチファイルを作成しました。


<どんな効果があったか>
バッチファイルにより取得した 100 台分のアカウント情報は、たったの 5 分で担当部署の希望する形式、および項目へと変換することが可能となりました。

弊社利用による効果

アカウント情報の漏れがなく正確な情報を取得するバッチ作成、効率化

対象となるサーバーのバージョンやアカウント数に左右されず、新規にサーバーが追加された場合であってもそのままバッチファイルを流用することが可能となるよう拡張性のあるバッチファイルを設計しました。
また、バッチファイルの作成により、これまでかかっていたアカウント情報の取得を行うための作業時間を約 18 時間短縮することができました。

必要な情報の選定

アカウント一覧のファイルに必要な情報(項目)を関係部署へヒアリングし、項目漏れ等による作業の手戻りが発生しないよう、バッチファイルを作成しました。

作業内容の詳細

納品ドキュメント

  • バッチファイル
  • 運用手順書

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