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ITインフラのオンプレ回帰は進むのか

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弊社IIMヒューマン・ソリューションのエンジニアが発信するブログです。
最新の技術トレンドや便利な開発ツール、仕事の考え方などをご紹介します。

2024年10月28日

こんにちは、アカウントサービス部の河野です。
本日はITインフラのオンプレ回帰について私が考えている事を投稿いたします。

「クラウドファースト」「ITシステムのDX推進」

10年近く前、市場ではオンプレ一択からパブリッククラウドへの移行が進み、多くの企業がクラウドサービスを自社の主要インフラとして利用するようになりました。

しかし、最近弊社が関わるプロジェクトでは、すべて、もしくは一部システムをオンプレに戻すという話をよく聞くようになりました。(欧米でもオンプレ回帰のケースは多い模様)

せっかく苦労してクラウドに移行したのにオンプレに戻す理由は何なのでしょうか。クライアント様との会話の中で、大きく以下2つの理由があるように感じます。

1.コスト効果がでない

クラウドマネージドサービスは、ハードウェアや一部ソフトウェアの構築や運用管理も含まれる料金形態となるため、オンプレに比べると多少費用が高くなります。

その分、オンプレミスシステムの担当者は運用作業から解放され、他の業務に専念できるようになります。これは昨今の人材不足への対応策にもなり、導入コストの高さを補う効果があると期待されていました。

実際には、クラウド移行時にクラウドネイティブ化が不十分で、オンプレ同様の構成となり利用料が増えるケースがあります。また、一度にすべてをクラウド化できず、オンプレとクラウドの両担当者が必要になり、かえって運用コストが上がる例も見られます。

また、2-3年前から続く円安も影響しているとも聞きます。

2.セキュリティ要件を満たせない

官公庁や金融関連のお客様などは、セキュリティ要件を満たせないケースがあるそうです。

セキュリティ以外にもパフォーマンス要件を満たせないケースはありますが、最近はネットワークやディスクの性能が向上しており、数ミリ秒単位の遅延にこだわらなければ大きな問題にはならないと感じます。

オンプレ回帰の理由を記載しましたが、クラウドサービスへ移行してコストメリットが出ている企業が多い事も事実です。

私は「クラウドかオンプレか」といった二者択一ではなく、システム構成の特性・可用性・性能要件を踏まえ、HPE GreenLakeや進化するIaaSといった選択肢も含めて検討し、最適な配置を設計することが重要だと考えています。

IHSでは、多くのシステム構築・運用の経験を活かし、クラウド・オンプレに偏りなく最適なサービス提案が可能です。お気軽にご相談ください。

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