弊社IIMヒューマン・ソリューションのエンジニアが発信するブログです。
最新の技術トレンドや便利な開発ツール、仕事の考え方などをご紹介します。
2023年08月28日
RPA開発での変数指定の問題点
RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の開発では、特定のフォルダパス、ファイルパス、メールアドレスなどを変数に直接指定することがよくあります。しかし、この方法には大きなデメリットが存在します。たとえば、ファイル名や格納先が変更になったり、担当者が変わってロボットの終了メール通知先を変更する必要がある場合、変数に直接値を指定していると、ロボットのスクリプトを開いて、対象の変数を都度変更する必要があります。これは、特に複数のロボットがある場合に、非効率で手間のかかる作業です。
初期設定ファイルの活用
効率的な管理のためのソリューション
こうした問題を解決するための一つの方法が、初期設定ファイルの利用です。初期設定ファイルには、フォルダパスやメールアドレスなど、変更の可能性が高い情報を記載しておきます。その後、RPAプロセスでこのファイルを読み込む仕様にすることで、実際に変更が必要になった場合、初期設定ファイルの値を更新するだけで済み、より迅速かつ効率的に対応することが可能になります。
初期設定ファイルに記載すべき項目
- フォルダパス
- メールアドレス
- その他頻繁に変更される設定値
RPAのフロー構築のサポート
初期設定ファイルの利用は、RPAのフロー構築をより柔軟かつ効率的にします。IHSでは、このようなRPA開発の最適な形を、ヒアリングを通じて提案させていただきます。業務自動化に関するご相談や疑問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
効率的な業務自動化を実現するために、私たちは常に皆さんのお手伝いをさせていただきます。
業務のデジタル化(効率化・自動化)支援サービス
弊社は下記の取り組みを行っております。ぜひご利用ください。
〇 デジタル推進サロン『AOYUZU -Salon de Digital-』
ブリヂストン、出光興産のCDOを歴任してDXの第一人者と言える三枝氏がモデレーターを務め、毎回異なる企業のデジタル担当者のお話をお伺いしていくオンラインサロンです。詳細はこちら
〇 無料セミナー
業務のデジタル化(効率化・自動化)に関し、無料セミナーを毎月5回開催し、動画でのノウハウ提供も開始しております。Microsoft 365のPower Platform、WinActorなどのRPAツールの活用ノウハウを無料で提供しております。詳細はこちら
〇 Microsoft 365関連サービス
「Power Platform SE(PPS)による内製化支援サービス」詳細はこちら
「Microsoft 365」とは|特徴、導入のメリット、費用や管理・運用について、IIMヒューマンソリューションによる導入のメリットや事例はこちら
〇 導入事例 一覧
JALインフォテック様、コニカミノルタ様、官公庁系研究所様、PayPay銀行(旧 ジャパンネット銀行)様、フルキャストホールディングス様、鹿島建物総合管理様、そのほか多数の導入事例をご紹介しております。詳細はこちら