弊社IIMヒューマン・ソリューションのエンジニアが発信するブログです。
最新の技術トレンドや便利な開発ツール、仕事の考え方などをご紹介します。
2025年04月18日
「配信ソフト」でマイクの音量・音質を改善してビデオ通話する
業務中にTeamsやZoomといったビデオチャットを用いて通話をするシーンがあると思いますが、通話相手から「声が小さくて聞こえづらい」「環境音が入っている」といった感想をいただくことはないでしょうか。こういった場合、入力音量や環境音は、デバイス設定だけでは改善できないこともあります。
そこで、通話ソフトとマイクの間で音声の増幅を行い、相手に届く音量を大きくしたり、話し声以外のノイズを取り除いたりする方法を紹介します。
必要になるのは「仮想オーディオケーブルソフトウェア(例:VB-CABLE)」と「配信・録画ソフトウェア(例:OBS Studio)」です。
配信・録画ソフトウェアは、本来はPC上で映像を録画するソフトウェアで、YouTubeなどの動画プラットフォームに投稿する動画の作成、ライブ映像の配信に使用されるものです。ここでは、その機能の一部を音声の入力に使用します。
ビデオ通話をする際、通常は 【マイク→通話ソフト】 といった構成で音声を出力しますが、【マイク→配信ソフト→仮想オーディオケーブル→通話ソフト】の順に音声が入出力されるよう設定を行います。
(以下、VB-CABLEとOBS Studioを組み合わせる場合の手順)
- ① 各ソフトウェアをインストールする(※VB-CABLEは、PCに音声デバイスを追加するソフトウェアであり、インストール後の設定は不要です。PCのサウンド設定で「CABLE Input」「CABLE Output」が追加されていることを確認します)


- ② OBSを起動し、「シーン」欄にマイク音声のみを取得するためのシーンを作成する
(※シーン=配信時にどのような場面を配信に載せるかあらかじめ設定する箇所) - ③ 作成したシーン内の「ソース」に「音声入力キャプチャ」を追加し、メニューの「プロパティ」で、入力デバイスとして使用しているマイクを設定する

- ④「音声入力キャプチャ」のメニューの「フィルター」から、キャプチャした音量を向上させる「ゲイン」、生活音やペットの鳴き声などの小さな音をなくす「ノイズゲート」、大きすぎる音を抑える「コンプレッサー」といったフィルターをかけ、音質を保ちながらマイクの音声を増幅する

- ⑤ OBSの「設定」→「音声」→「グローバル音声デバイス」の欄で『マイク音声:無効』に変更する(※通話相手に対して音声が二重に聞こえることを防ぐため)、同じく「音声」→「詳細設定」の欄で『モニタリングデバイス:CABLE Input』に設定する

- ⑥ 通話ソフトのマイク設定(入力デバイス)を『CABLE Output』に変更する

- ⑦ OBSを起動しながら通話をする
このような手順で、通話ソフトで入力される音声が配信ソフトを通して加工されるようになります。フィルターによって小さな声は大きく、大きすぎる声は抑えられた音量で出力されるため、自分の声が相手によく聞こえるようになり、自分の声以外のノイズは相手に聞こえづらくなります。フィルターの適切なかけ方にはある程度コツが必要ですが、自分の声の大きさ、話し方に合わせて設定をお試しください。
準備は少々複雑に見えますが、ビジネスのオンライン会議からプライベートの通話まで活用できる方法かと思います。興味がございましたら是非お試しください。
業務のデジタル化(効率化・自動化)支援サービス
弊社は下記の取り組みを行っております。ぜひご利用ください。
〇 デジタル推進サロン『AOYUZU -Salon de Digital-』
ブリヂストン、出光興産のCDOを歴任してDXの第一人者と言える三枝氏がモデレーターを務め、毎回異なる企業のデジタル担当者のお話をお伺いしていくオンラインサロンです。詳細はこちら
〇 無料セミナー
業務のデジタル化(効率化・自動化)に関し、無料セミナーを毎月5回開催し、動画でのノウハウ提供も開始しております。Microsoft 365のPower Platform、WinActorなどのRPAツールの活用ノウハウを無料で提供しております。詳細はこちら
〇 Microsoft 365関連サービス
「Power Platform SE(PPS)による内製化支援サービス」詳細はこちら
「Microsoft 365」とは|特徴、導入のメリット、費用や管理・運用について、IIMヒューマンソリューションによる導入のメリットや事例はこちら
〇 導入事例 一覧
JALデジタル(旧 JALインフォテック)様、コニカミノルタ様、官公庁系研究所様、PayPay銀行(旧 ジャパンネット銀行)様、フルキャストホールディングス様、鹿島建物総合管理様、そのほか多数の導入事例をご紹介しております。詳細はこちら










