2016年01月
Microsoft VDI導入
Microsoft VDIを使用した共有アプリケーションサーバの更改と仮想デスクトップ検証環境の構築支援の事例をご紹介いたします。
背景
既存RD セッションホストサーバの保守サポート期限を控えており、早急なサーバ更改と、今後の大規模仮想デスクトップ展開を見据えた仮想デスクトップ検証環境の構築が求められておりました。
これを実現すべくMicrosoft VDIを用いたRD セッションホストサーバと仮想デスクトップ環境の構築を対応いたしました。
概要
業種 | 情報・通信業 |
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目的 | Microsoft VDIを使用した共有アプリケーションサーバの更改と仮想デスクトップ検証環境の構築 |
作業規模 |
利用ユーザー数: 10名 [総サーバー台数]
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作業ボリューム | 0.4人月 |
作業内容 |
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システム構成図

作業効果
Microsoft VDIを利用した 仮想マシンベースVDIとセッションベースVDIの提供
仮想デスクトップの要件として、エンドユーザー個人が専有できるデスクトップ環境と、複数のユーザーがサーバーホスト上のアプリケーションを共有して利用する環境が求められていました。
前者の仮想マシンベースVDIは、一つの仮想デスクトップマシンをユーザー毎に割り当てて利用するVDI形式です。
ユーザーの数だけ仮想デスクトップマシンは必要になり、その分サーバーリソースは消費してしまいますが、ユーザーは仮想デスクトップ環境を専有でき、ユーザーライクな環境を提供することができます。
後者のセッションベースVDIは、サーバーリソースを複数のユーザで共有して利用するVDI形式です。
1台のRDセッションホストに複数のユーザがアクセスして使用します。ホストサーバーにインストールされた特定のアプリケーションを共有して利用することができる為、仮想マシンベースVDIに比べるとサーバーリソースは大きく抑えることができます。
この二つのVDI形式を採用することで、お客様要望をクリアしました。
作業内容の詳細
設計
- 基本設計
- インフラ設計
- ネットワーク設計
- 仮想化基盤設計
- Microsoft VDI設計
- Active Directory設計
環境構築
Active Directory機能
- OU/グループ/ユーザー
- Group Policy
- 移動ユーザープロファイル
仮想化基盤環境
- Microsoft Hyper-V
Microsoft VDI基盤機能
- RD 仮想化ホスト
- RD Webアクセス
- RD接続ブローカー
- RD セッションホスト
- RD ライセンス
仮想デスクトップ機能
- 仮想デスクトップマスターイメージ
- 仮想デスクトップマシン展開
RD セッションホスト機能
- RD セッションホストサーバー公開
納品ドキュメント
- 詳細設計書
- 動作確認項目表兼結果報告書
弊社利用による効果
Microsoft VDI環境の短期納品
お客様要望により、早期納品が求められていました。
構築期間が2週間という短い期間でしたが、事前の入念な準備により早期構築を実現しました。短期構築を実現した事前準備として、弊社の構築ノウハウを基にお客様環境に合わせた構築手順を作成しました。
これを使用することで品質低下もなく、大幅な時間削減の実現を可能といたしました。また、構築後も電話やメールベースでの問い合わせを受け付けておりますので、お客様にご安心頂けるサポート体制を整えております。
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