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2023年06月26日
突然ですが、みなさんはVMware Ariaを活用できていますか?今回は、私が考えるVMware Aria活用方法についてご紹介いたします。
活用方法をご紹介する前に、数か月前、vROps Cloudの導入を行っている際にあったメンバーとの会話をご確認ください。
メンバー:「河野さん、現在リリース最終テストを行っているのですが、vROpsの画面が変わってしまっています、、」
河野:「接続するコンポーネントを間違えている、ということはない?確認してみてください」
メンバー:「接続先は合ってます、でも本当に画面の内容が違うんです。」
画面を確認してみると、、Ariaに変わってる、、
これが初めてのAriaとの出会いでした。(瞬時にテストケース、パラメータシート、詳細設計書、基本設計書、運用手順書など、どこまでのドキュメントを更新する必要があるんだろうと思い、不安に思いました。)
VMware社のイベント、VMware ExploreにてvRealize製品がVMware Ariaに徐々移行するとは聞いていましたが、こんなに突然変わっていることに驚きました。
さて、ここからは私が考えるVMware Ariaの活用方法についてご案内します。VMware Ariaは以下のようなタスク、業務に向いていると考えます。
VMware Aria Operations(旧名称:vRealize Operations(vROps))
VMware Aria Operationsは、AIを活用した総合型運用管理プラットフォームです。下記の作業に活用することができます。
- vSphere環境の月次報告資料の半自動化
- 仮想マシンレベルの監視 ※仮想アプライアンスなどでも監視可能
- 障害、トラブル発生時の過去パフォーマンス状況の把握 ※数値的な可視化をして説明できるのでとても便利
- クラウド版の場合はvCenterアラーム(SNMP、SMTP)の代替監視 ※VMCの場合はvCenterアラームの発報が出来ないので重宝します
VMware Aria Operations for Logs(旧名称:vRealize Log Insight(vRLI))
VMware Aria Operations for Logsは、大規模にデータを管理できるログ分析ソリューションです。下記の作業に活用することができます。
- vCenterアラートなどでは設定しきれない特定オペレーションの監視(ユーザーアラート)
- 特定イベント発生時の状況可視化(ダッシュボード)
- 障害、トラブル発生時の過去ログ情報の分析
- 監査系ログの長期保管
参考になれば幸いです。VMware Ariaの活用法の紹介だけでもかなり多くなってしまいましたので、VMware Aria Automation(旧名称:vRealize Automation(vRA))やVMware Aria Operations for Networks(旧名称:vRealize Network Insight(vRNI))の活用法についてはまた別の機会にご紹介いたします。
引き続きIIMヒューマン・ソリューションを宜しくお願いいたします。
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