■ RPAツール/製品のあれこれ ■
以下の内容は、WinActorの FAQページ でもご確認いただけます。
WinActorとPower Automate for desktopの機能比較
多くのRPA製品の中で、今回WinActorとPower Automate for desktop(Microsoft社製品、以下、PADと記載)の操作、機能比較などをご紹介します。
既にご検討中の方や試用されている方もいらっしゃると思いますが、ご参考にしてください。
● 製品、操作の比較
WinActorとPADの比較表は以下の通りです。(2023年9月時点)
項目 | WinActor | PAD |
---|---|---|
無償/有償 | 無償版:無(試用版有) 有償版:有 |
無償版:有 有償版:有 |
インターネット接続 | スタンドアロン環境でも使用可 | 無償、有償どちらもインターネットの使用が前提 |
ロボット管理 | WinDirector Manager on Cloud |
無償版:不可 有償版:別製品を使用することで可 |
操作 |
|
|
変数 | 設定に特に注意不要 | 自動的に「型」が設定される ※変数名に日本語が使用できない |
手動実行 | フル機能版または実行版「メイン画面」で実行 | Power Automate for desktopで実行 |
自動実行 | Windows「タスクスケジューラ」またはWinDirectorを使用 | 無償版:不可 有償版:クラウドフローとの連携で可 |
● 両製品の使い分けや適用
さらに実際に両製品を操作した上で、下記メリットを挙げておきます。
【WinActor】
- ユーザーが利用したいライセンス体系を選択して購入することができる
- 初心者向けの(WinActor Storybord)や上級者向けの(WinActor Scenario Script)など、高度なプログラミングやスキルに合わせた製品やエディターがある
- 完全日本語で変数の型の設定は不要である
- フロー形式なので画面や処理の流れが分かりやすい
上記の点などから、WinActorはITスキルの幅がどんな人にでも利用しやすく、また小規模運用から大規模運用まで段階的に自動化を拡大することができる
【PAD】
- Windows10 / 11 ユーザーは無償で利用可能
- プロパティを開かなくても設定内容が一目で分かる
- Excel表形式のテーブル処理ができるため処理が早い
- Microsoft製品との親和性が高い
上記の点などから、PADはIT経験がない人でも利用しやすく、また無償での利用ができることが大きなメリット
WinActor、PADそれぞれに得意分野があるため、ユーザー様ごとに利用したい製品を選択して業務を自動化していただくことが最善ではないかと思います。
弊社では以下の「Power Automate Desktop、WinActor、UiPathのどのツールが最適か(機能比較)」セミナーで詳しく各製品を紹介しておりますので、ぜひご参加ください!
https://www.iimhs.co.jp/seminar_ms365/pad-comparison.html