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UiPath よくあるご質問

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  • UiPathとWinActorは使用する言語が異なります。
    WinActorは日本語ベースのGUI操作でシナリオを作成し、一部でJavaScriptを使用することもあります。UiPathはVB.NETベースで、Visual Basicの構文を用いて処理を記述します。
    このVB.NETはMicrosoft製の言語であり、Windows環境との親和性が高いため、ERPシステムなどの連携に強いといわれています。

  • はい。UiPathも基本的に1年単位でのライセンス契約となっています。
    契約形態やライセンスの種類によって異なる場合もあるため、詳細は公式サイトをご確認ください。

  • はい。一般的にUiPathはWinActorに比べて、HTML構造の認識能力が高く、属性や階層構造を細かく指定できるため、Webページの操作において安定性が高いとされています。
    そのため、Webシステムを対象とした自動化では、UiPathのほうがエラー発生が少なくなるケースが多いです。

  • 基本的な操作であれば、プログラミング未経験の方でもGUI上の操作でシナリオを作成できます。
    ただし、実務に即した開発や柔軟な処理を行うには、プログラミングの基本的な考え方やデータ型などの理解が求められることもあるため、初学者には一定の学習が必要です。

  • はい。英語や日本語など、インターフェースの言語を変更することが可能です。また、一部を除き、ユーザーガイドも日本語に対応しております。

  • WinActorは日本製で、操作が比較的シンプルです。日本語での設定が中心なので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
    UiPathはグローバルで広く使われており、Webアプリやクラウドサービスとの連携が得意です。複雑な処理や他システムとの連携にも強く、大規模な業務自動化にも対応できます。
    また、UiPathはロボットの一元管理(Orchestrator)やクラウド環境での実行など、より高度な機能も備えています。

  • UiPathは大きく4つの要素で構成されています。

    • Studio:ロボットを作成する開発ツール
    • Attended Robot:ユーザー操作と連動して実行されるロボット
    • Unattended Robot:スケジュールやトリガーで無人実行されるロボット
    • Orchestrator:ロボットやジョブを一元管理するプラットフォーム

    特に、Unattended Robotによる無人実行とOrchestratorによる集中管理の組み合わせは、UiPathの強みの一つです。

  • はい。UiPathには高い機能拡張性があります。
    たとえば、StudioではChrome、Firefox、Edgeといったブラウザや、Javaアプリケーション、Citrix、Windowsリモートデスクトップ環境への対応用拡張機能をインストールして利用することができます。

  • はい。UiPathはSAPのBAPIに対応しており、専用のコネクタを使って基幹システムと直接データ連携が可能です。
    APIやデータベース接続を活用することで、高度な連携を実現できます。

  • UiPathでは、画面上のUI要素(ボタンやテキストボックスなど)をオブジェクト単位で認識する「オブジェクト認識」が可能です。
    この機能により、画像認識よりも環境の変化(解像度の違いやSAPのテーマ変更など)の影響を受けにくく、安定した動作が実現しやすいとされています。

  • 自動実行には、Unattended RobotとOrchestratorの利用が一般的です。
    小規模環境ではWindowsタスクスケジューラなどで代用も可能ですが、管理性や安定性の面ではOrchestratorの利用をおすすめします。

  • UiPathでは、Unattendedロボットの管理やスケジューリング、監視を行うために「Orchestrator」という専用の管理ツールを使用します。
    UiPath Orchestratorは、ジョブ監視やスケジューリング、アラート通知、ログ管理、ユーザー権限管理、ライセンス管理、監査証跡などの機能でロボットの運用管理を支援します。

  • UiPathは世界で広く利用されているRPA製品で、日本国内でも多くの企業に導入されています。
    2019年7月時点で国内1,000社以上の導入実績があり、それ以降も導入企業は増え続けています。

  • はい。UiPathではOrchestratorのアセット機能を使って、パスワードなどの機密情報を暗号化し、安全に管理できます。

  • UiPath Studioのワークフロー上で右クリックし、「イメージで保存」を選択することで、画像形式で出力できます。
    また、メニュー上の「Excelにエクスポート」をクリックすれば、プロパティ設定も含めたドキュメントを作成することが可能です。

  • はい、可能です。1台の端末にUiPath Studioをインストールし、各担当者がWindowsアカウントを切り替えて使用することで共有利用できます。
    同時使用はできませんが、ライセンスはデバイス単位またはユーザー単位での契約が可能です。

  • はい。OCR機能のあるアクティビティが標準で組み込まれています。
    画像やPDFから文字情報を取得する際に使用でき、Tesseract OCR、Google OCR、Microsoft OCR、UiPath Document OCR など、複数のOCRエンジンを選択して利用することができます。

  • UiPathは、Google Chrome、Microsoft Edge(Chromium版)、Firefoxなどの主要ブラウザに対応しています。

  • はい。UiPathではバックグラウンド実行が可能です。
    特にUnattended Robotを使用することで、ユーザーがPCを操作していない間に自動で処理を行うことができます。
    ただし、処理内容によっては画面操作が必要なものもあるため、完全なバックグラウンド実行を行う場合は、バックグラウンド対応のアクティビティの使用が必要です。

  • Orchestratorでは、ロボットの配布やスケジューリング、実行、セキュリティなどを一元管理することが可能です。
    また、リアルタイムモニタリング、履歴ログの取得、通知機能など、運用管理を支援する多彩な機能が備わっており、安定した運用を実現します。

  • マウスやキーボードの操作を記録し、自動的にワークフローを作成できるレコーディング機能として、UiPath Studioでは次の5種類が使用できます。

    【ベーシック(Basic)】
    さまざまなアプリケーションに使用できる汎用的なレコーディングモード

    【デスクトップ(Desktop)】
    デスクトップアプリケーション上の操作を記録するレコーディングモード

    【ウェブ(Web)】
    ブラウザーで動作する WEBアプリケーション専用のレコーディングモード

    【画像(Image)】
    仮想マシンやターミナルの操作を記録するレコーディングモード

    【ネイティブ Citrix(Native Citrix)】
    Citrix仮想環境上で動作するアプリケーションの操作を直接記録できるモード

  • 便利な機能として、以下の新しいツールをご紹介します。

    【UiPath Explorer Expert】
    業務フロー図や自動化対象のドキュメントを作成できる分析支援ツールです。

    【UiPath StudioX】
    プログラミングの専門知識がなくても使える簡易版のStudioで、ExcelやOutlookをはじめとした日常業務アプリケーションと簡単に連携し、自動化を実現できます。

  • はい。UiPath Studioではワークフロー作成中にアクティビティ単位で部分実行が可能です。手順は以下の通りです。

    • 部分実行したいアクティビティを選択
    • 右クリックメニューから「アクティビティをテスト(Test Activity)」を選択
    • 「続行(Continue)」をクリックしてワークフロー全体の実行を続ける
  • パブリッシュとは、UiPath Studioで作成したワークフローをパッケージ化し、UiPath AssistantやOrchestratorなどの実行環境に配布・公開する作業です。
    これにより、Studioを使わなくてもロボットの実行が可能になります。

  • アクティビティとは、「クリック」「入力」など、ロボットの1つ1つの動作を指します。
    これらを組み合わせて、RPAの処理フローを作ります。

  • プロジェクトとは、UiPath Studioでロボットによる自動処理を作成・管理するための単位です。
    ワークフローや設定情報などが1つのプロジェクトにまとめられ、これを通じてロボットの設計・実行が行われます。

  • はい。UiPathでは、画像認識や座標ベースの操作を行うことができます。
    UI要素が取得できないアプリケーションに対しては、「Click Image」などの画像ベースのアクティビティを使って操作が可能です。

  • いいえ。UiPath Studioはロボットの開発を行うためのツールであり、本番環境でロボットを実行する際には使用しません。
    開発が完了したら、「パブリッシュ」してワークフローをパッケージ化し、UiPath AssistantやOrchestratorから実行するのが一般的です。
    UiPath Studioは主に開発・デバッグ用であり、運用時の実行には使用しません。

  • Attended Robot(アテンド型ロボット)とは、ユーザーが手動で実行するタイプのロボットです。
    ユーザーの操作中にPC上で動作し、UiPath Assistantなどから起動します。

  • Unattended Robot(アンアテンド型ロボット)とは、ユーザーの操作なしで自動的に業務を実行できるロボットです。
    Orchestratorなどからスケジュールやトリガーで実行され、バックグラウンドや仮想環境でも動作可能です。完全な自動処理に適しています。

  • UiPath Orchestratorとは、UiPath Robotを一元管理・制御するためのWebベースの管理ツールです。
    ロボットの配布、ジョブのスケジューリング、実行状況の監視、ログ管理などが行えます。

  • はい、学ぶことができます。UiPathが提供する無料のオンライン学習プラットフォーム「UiPathアカデミー」では、Orchestratorに関する複数のコースが用意されています。

  • UiPath Orchestratorは、WebアプリケーションとしてWindows Server上に構築され、SQL Serverをバックエンドに使用します。
    推奨されるOSやデータベースのバージョン、必要なスペックなどは、使用するバージョンや運用規模によって異なりますので、詳しくは公式ホームページの最新のシステム要件をご確認ください。

  • UiPath Orchestratorは、ロボットの実行内容や頻度、インフラ環境に応じて柔軟にスケール可能です。
    一般的な構成では、1つの管理サーバーで数百~1,000台以上のロボットを管理することが可能です。また、高可用性を実現するための冗長構成もサポートしており、大規模環境でも安定した運用が可能です。

  • UiPathのキュー機能を使うことで、複数のロボットにジョブを効率よく分散できます。
    ジョブはキューに登録され、利用可能なロボットが順次処理を受け持つ仕組みです。

  • UiPath Orchestratorの主要機能は下記のとおりです。

    【ダッシュボード】

    • ロボット・ジョブ等の状況を一覧で表示

    【リリース管理】

    • ワークフロー管理:ワークフローパッケージの集中管理、バージョン管理

    【実行管理】

    • ロボット管理:実行ロボットの登録
    • 実行環境管理:ロボットのグループ分け
    • ジョブステータス管理:各ジョブの実行状況・結果を一覧で表示、必要に応じてアラートメールの発報
    • 実行ログ管理:ジョブの実行ログの一元管理
    • 実行スケジューリング:各ジョブの実行スケジュール管理。週次・日次等の反復実行やロボット指定等
    • アセット管理:変数の共有及び一元管理
    • キュー管理:大量のトランザクションの分散実行
    • ユーザー管理:Orchestratorに接続するユーザーの管理
    • 組織単位管理:単一テナント内で、ロボット・プロセスなどのオブジェクトを組織単位ごとに管理

    【その他】

    • ライセンス管理:Orchestratorに接続するStudioや各ロボットのライセンスを集中管理
    • 監査:Orchestratorのすべてのエンティティによって実行された操作の監査証跡を表示
    • ログ分析:実行ログの高度な分析
    • REST API:外部システムからのジョブの実行、キューの追加等、管理者が実行できる操作全て
  • UiPathのEnterpriseトライアル版は通常60日間ご利用いただけます。期間終了後は、正式なライセンス契約が必要となります。

  • はい、開発ライセンスと実行ライセンスは、同一端末にインストールすることが可能です。
    ただし、運用上の役割やライセンス管理の観点から、開発用と実行用の端末を分けることが推奨される場合があります。

  • はい、UiPathのライセンスには、導入規模や契約条件に応じて割引が適用される場合があります。

  • UiPathのライセンス体系は、大きく分けて有償版(商用ライセンス)と無償版(Community Edition)があります。
    有償版は、開発・実行環境を統合的に管理できるプラットフォームで、Orchestratorとの連携や教育・サポートサービスが含まれています。
    無償版は、個人、非営利団体、小規模事業者向けに提供されており、基本的には非商用利用を前提としています。

    なお、ライセンスの利用条件は随時見直されているため、最新の内容については公式情報をご確認ください。

  • UiPathの有償ライセンスは、ご利用目的に応じた構成で提供されています。
    たとえば、開発と実行を最小限で始める場合は、Studioライセンス(開発用)1本とAttended Robotライセンス(実行用)1本の構成が基本となります。
    Orchestratorを利用してロボットを一元管理する場合は、Studioライセンス1本、Unattended Robotライセンス1本、Orchestratorライセンス1本の構成が一般的です。
    また、UiPath Cloud Platform(Automation Cloud)も提供されており、クラウド上で同様の管理機能を利用することも可能です。

  • UiPathでは、あらかじめ用意されたアクティビティ(部品)を組み合わせることで、プログラミングの知識がなくてもロボットを作成できます。
    ただし、条件分岐やデータの操作といった場面では、簡単なVB.NETの構文や変数の扱いなど、基本的なロジックの理解があるとよりスムーズに開発できます。

  • UiPath社では、公式ウェブサイト上でeラーニングプログラム「UiPath Academy」を無償で提供しています。
    ユーザー登録を行えば、どなたでも自由に受講することができ、初心者向けから実務レベルまで幅広いコースが用意されています。

  • UiPathは、小規模な業務の自動化から、大規模な全社展開まで柔軟に対応できる設計となっており、特に導入の「適正規模」に制限はありません。
    初期段階では、少数のロボットでPoC(概念実証)を行うことも可能ですし、UiPath Orchestratorを併用することで、数百台規模のロボット管理も実現可能です(サーバー性能や実行頻度に依存します)。

  • PoCや導入企画から開発・運用サービスまで、RPAのライフサイクルを通じて様々なご支援を提供しています。またライセンスのご提供、教育支援もご提供しています。

  • UiPath Studioには、標準で約300種類のアクティビティが用意されています。
    さらに、UiPath公式マーケットプレイス「UiPath Marketplace」などから追加のアクティビティパッケージを導入することで、より多くの機能を活用できます。

  • 通常の開発作業では、UiPath Studioは管理者権限なしでも使用可能です。
    ただし、Studioのインストールや一部の機能(ブラウザ拡張機能の導入、レジストリ操作など)を利用する際には、管理者権限が必要となる場合があります。

  • 他のRPAツールで作成したシナリオをUiPathへ自動的に変換する機能は提供されていません。
    ただし、業務プロセスが明確に定義されている場合は、その内容をもとにUiPathで再構築することで、比較的スムーズに移行できるケースもあります。

  • RPA導入を円滑に進めるためには、まず「自動化の目的」や「期待する効果」を明確にし、それに応じた業務の選定や優先順位付けを行うことが重要です。
    また、人的リソースやシステム環境の制約を踏まえた導入・運用計画を立て、関係部門と連携しながら段階的に推進することが成功のポイントです。

  • 基本的な操作であれば、UiPathではコーディングの知識は不要で、アクティビティを組み合わせることで開発が可能です。
    ただし、より柔軟な処理や複雑なデータ操作を行う際には、VB.NETの構文や.NETの基本的なメソッドに関する知識があると便利です。
    初心者でも開発を始めることは可能ですが、ステップアップを目指す際に学習しておくと効率的です。

  • UiPath Studioでは、変数を使用する際に変数の型を明示的に設定する必要があります。
    (WinActorでは変数の型の設定は不要です)

    【主な変数の型一覧(UiPath)】

    • String:文字列
    • Int32:整数
    • Boolean:真偽値(TrueまたはFalse)
    • DataTable:表形式のデータ
    • DateTime:日付と時刻
    • GenericValue:あらゆる型のデータを格納可能(柔軟性が高いが、型変換に注意が必要)
  • 習得にかかる期間は、ITのご経験や学習スタイルにより個人差があります。
    一般的には、業務の合間に週1日程度の研修を受けた場合、2〜3か月ほどで基礎的なスキルを身につけられる方が多いです。
    短期集中で学習できる環境が整っている場合は、2週間〜1か月ほどでの習得も可能とされています。