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DXを進める上で課題になるコミュニティの活性化方法

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DX

社内でDXを推進するためにはコミュニティを作り、活性化させることが重要です。コミュニティの活性化方法については、以下のようなポイントが挙げられます。  

  • DXの目的やビジョンを明確にし、関係者全員で共有すること
  • コミュニティ内でのコミュニケーションや協働を促進するためのツールやプラットフォームを活用すること
  • コミュニティメンバーのスキルや知識を向上させるための教育や研修を実施すること
  • コミュニティの成果や貢献を評価し、フィードバックやインセンティブを提供すること

DXの目的やビジョンを明確にすることの重要性

企業がDXを進める目的は、効率化や生産性向上、顧客満足度の向上など様々です。その目的を達成するためにまず大切なことは、DXの目的やビジョンを明確にし、関係者全員で共有することです。

社内のDXの目的やビジョンを明確にできれば、社員が同じ方向を向き、一丸となって目標を達成できるでしょう。また、社内のコミュニケーションも円滑になり、DXに関する情報やアイデアを共有しやすくなります。そうなればDXに関する取り組みがスムーズに進み、結果的に企業の競争力強化につながると言えます。

社内のDXの目的やビジョンを明確にするためには、関係者全員の協力が必要です。DXを担当する部署や担当者だけでなく、全社員がDXに関するビジョンや目的を理解し、共有することが重要です。そのためには、社内でのDXに関する研修や勉強会を開催することも有効です。また、社内のコミュニケーションツールを活用して、情報共有や意見交換を日常的に行うことも大切です。

社内のDXの目的やビジョンを明確にすることで、企業全体でDXに取り組む意識が高まり、より効果的なDXが進むことになります。関係者全員が共通の目標を持ち、一丸となって取り組むことで、企業の成長や発展につながることは間違いありません。

コミュニケーションや協働を促進するには

コミュニティ内でのコミュニケーションや協働を促進するためには、ツールやプラットフォームを導入することが効果的ですが、その際、以下のようなポイントに注意する必要があります。

1. ツールやプラットフォームの選定

使用するツールやプラットフォームは、社内のニーズや目的に合わせて選定する必要があります。また、社員の使い方や使い勝手にも配慮することが重要です。

2. ツールやプラットフォームの導入と普及

ツールを導入する前に、社員がツールの使い方やメリットを理解することが必要です。普及するためには、社内での研修や勉強会を開催することが有効です。

3. ツールやプラットフォームの活用方法の明確化

ツールを活用するためのルールやマナーを明確にすることで、円滑なコミュニケーションや協働が実現できます。

4. コミュニケーションのフォローアップ

ツールを活用したコミュニケーションや協働の成果を確認し、改善点や課題を共有することが大切です。定期的なフォローアップを行い、ツールの活用を促進していくことが重要です。

こうしたコミュニティの情報共有やコミュニケーションを効率化するためのコラボレーションツールには、以下のような種類があります。

  • グループウェア:スケジュール管理やメール、掲示板などを一元的に管理できるツール
  • チャット(ビジネスチャット):リアルタイムにメッセージやファイルを送受信できるツール
  • タスク管理・プロジェクト管理:タスクの進捗や担当者、期限などを可視化・管理できるツール
  • ファイル共有・クラウドストレージ:ファイルの保存や共有、編集などができるオンラインのストレージサービス
  • Web会議システム:音声や映像、画面共有などを使ってオンラインで会議ができるシステム

これらのコラボレーションツールの具体的な例としては、以下のようなものがあります。

  • グループウェア:Microsoft 365(旧Office 365)、Google Workspace(旧G Suite)、サイボウズ Office
  • チャット(ビジネスチャット):Chatwork、Slack、Microsoft Teams
  • タスク管理・プロジェクト管理:Asana、Trello、Backlog
  • ファイル共有・クラウドストレージ:Dropbox、Google Drive、OneDrive
  • Web会議システム:Zoom、Skype for Business Online、Cisco Webex Meetings

コラボレーションツールはどう選ぶべきか

自社に合ったコラボレーションツールを選ぶためには、以下のようなポイントに注意すると良いでしょう。

  • 導入する目的を明確にし、自社に必要な機能を見極める
  • 予算や導入コスト、運用コストを考慮する
  • セキュリティや信頼性、サポート体制を確認する
  • ユーザビリティや操作性、拡張性などの使い勝手を評価する
  • トライアルやデモなどで実際に使ってみる
また、複数のコラボレーションツールを組み合わせて使う場合は、各ツールの連携や相互作用がスムーズかどうかチェックする、情報の重複や矛盾が発生しないように管理する、ツールの役割分担や使用ルールを明確にする、といったことも大切です。

メンバーのスキルや知識を向上させるための教育や研修

コミュニティ内でDXを推進するための教育や研修としては、以下のようなものがあります。

  • データとIT活用で新しいビジネスモデルや新商品・サービスを実現する方法
  • データとIT活用で業務プロセスを改善・再構築して生産性向上やコスト削減を実現する方法
  • デジタル技術の基礎知識や最新動向、事例などを学ぶこと
  • デジタル変革に対応できるマインドセットやリーダーシップ、コミュニケーション能力などを養うこと
また、社員の役割やスキルレベルに応じて、必要な教育内容や方法を選択することも大切です。

DX教育研修の効果測定をするためには、以下のような方法があります。

  • 研修の目的や目標を明確にし、それに沿った評価指標や基準を設定する
  • 研修前と研修後で、学習者の知識やスキル、態度などをテストやアンケートなどで測る
  • 研修後に、学習者が実際にDX推進に関わる業務でどのように活用しているかを観察やフィードバックなどで確認する
  • 研修の効果測定結果を分析し、改善点や課題点を見つけて次回の研修計画に反映させる
また、eラーニング形式の研修では、学習者の進捗や成績などをシステム上で自動的に記録・管理することができるので便利です。

DXコミュニティの成果や貢献の評価

DXコミュニティの成果や貢献を評価し、フィードバックやインセンティブを提供することで、メンバーのやりがいやモチベーションを高めることができます。例えば、コミュニティ内でのDX関連プロジェクトの発案や実行、DXに関連するスキルの習得や活用などが成果として評価され、フィードバックやインセンティブとして報酬や評価が提供されることで、メンバーがより積極的に取り組むことができます。

報酬や評価は、コミュニティの目的や性格に合わせて柔軟に設定する必要があります。例えば、新規プロジェクトの発案や実行を評価し、報酬としてボーナスや昇給、評価として表彰を行うなどがあり得ます。また、DXスキルの習得や活用を評価し、スキルアップの機会を提供したり、ポイントを付与したりする方法もあります。

報酬や評価の提供は、コミュニティの発展にもつながります。報酬や評価によって、コミュニティのメンバーが自己実現やスキルアップを目指すことができ、コミュニティ自体がより発展することになります。

DX推進のベストプラクティスの共有方法

社内でDX推進のベストプラクティスを共有するためには、以下の方法が有効です。

1. プレゼンテーションやワークショップの開催

社内でプレゼンテーションやワークショップを開催し、DXに関するノウハウやベストプラクティスを共有しましょう。参加者は、自分たちの業務に直結した情報やアイデアを得ることができ、DX推進につながります。

2. ナレッジマネジメントの活用

ナレッジマネジメントツールを活用してみることもおすすめです。ツールを使用することで社員が情報交換しやすくなり、DXに関する知識やベストプラクティスが共有できます。

3. コミュニティにおけるコミュニケーションツール・プラットフォーム上での共有

社内でのDX推進に特化したコミュニティプラットフォームを作ることも有効です。コミュニティは、情報共有を行うだけでなく、社内ネットワークの構築にも役立ちます。

4. メンタリングの実施

DXに関するノウハウやベストプラクティスを持つ社員が、他の社員をメンタリングすることも重要です。コミュニケーションプラットフォーム上では共有しきれない細かな部分において社員同士のネットワークが構築され、DX推進に取り組む社員を温度感高く育成することができます。

このように、様々な方法で、DXを推進するためのコミュニティを活性化することができます。

弊社では、こうしたコミュニティの開設や活性化のご支援も行っております。お気軽にご相談ください。

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