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RPA推進のノウハウ 11月号 ー業務自動化のススメ/RPA推進の秘訣ー

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■ 業務自動化のすすめ/RPA推進の秘訣 ■

● WinActor Version7からの学習について

従来のWinActorは、製品に同梱の「チュートリアル」を使って学習することから始めていました。初級、中級で11個の課題を自己学習し、それ以外は社内で独自に、或いは社外の教育コースなどに参加して更に広く学ぶ方法が主流だったかと思います。
Version7(以下V7)では学習内容がより充実し、より多く、業務をイメージしながら進めることができます。元々WinActorは取り組み易く使い方にも早く慣れることができる製品ですので、新しい学習教材だけでもその感覚が十分掴めることと思います。

更にV7から下図のように「ようこそ」画面が用意され、学習を含め各種マニュアル類やFAQサイトへのアクセスなどが極めて容易になりました。初期段階で不明な点や疑問などをこの画面を通してすぐ調べにいけることはかなり効率的です。



(図:WinActorV7製品の「ようこそ」画面)


● 初心者向け学習の進め方

画面右下にある「作ろう!ハンズオントレーニング」で学習をします。目次は以下の通りです。自身でマニュアルと教材に沿って進められるので、ページ数は多いですが図も豊富で丁寧に記述してあり、問題なく進められて初心者向けには適していると思います。初心者の方にはとにかく容易に終了できることが重要です。

  • 「第1章 WinActorの基本操作」
  • 「第2章 シナリオ作成/基礎編」
  • 「第2章 シナリオ作成/実践編」
  • 「第2章 シナリオ作成/応用編」

このような構成ですので、初心者の方は、基本操作から実践編まではまず取り組んでみてください。応用編の内容も実際に開発を始めると必要になること、役に立つことばかりですので、チャレンジされることをお勧めします。

合わせて「ようこそ」画面右下に「シナリオの動きを見てみよう!動画」が8本用意されています。イメージを把握するのには適しています。


● 自己学習と一斉教育

前述の通り、自己学習ができるレベルの内容ですので学習自体に問題はないと思います。但し自己学習は学習時間の確保や都合が自在ですので、場合によっては途中で止まったり非効率になったり、あいまいなまま進めたり飛ばしたりと、デメリットもあります。
できる限り集中して一気に学習することをお勧めします。

一方機会があれば、或いは多数の対象者の方がおられる場合は社内で一斉教育も効果的です。決められた時間に説明者が支援しながら進められるので、皆さんが同レベルで要領よく学習を終えることができます。
ただテレワーク中心の現状では、自己学習になることが多いですし、またV7の教材は自身で十分進めることができる内容となっています。


● 学習支援の必要性

皆様の会社内では既に前バージョンまでに多くの方が利用され、経験を積み重ねられていることでしょう。そういう方々は前述の学習は不要で、すぐにV7の利用を開始できます。

特に初心者の方についてですが、学習の途中でちょっと分からないことが出てくる、こういう場合はどうするのかなど、細かいことや疑問で立ち止まったり、結構時間を取られたりすることがあります。これは非常に非効率で、集中力にも影響することがありますので、ぜひ「支援者(ヘルプデスク)」を置かれることをお勧めします。
テレワークであれば、チャットでメッセージや音声で自在にやり取りができ、また画面共有でお互いに操作画面や状況が把握できますので、そういう問題をすぐに解決できます。

学習時点だけでなく、今後の開発や実行、運用でもこのような「ヘルプデスク」は大変重要です。社内におけるスムーズなノウハウの共有や蓄積を心掛け、学習環境準備の負荷を抑え、短期間で学習を終えることができるよう是非ご計画ください。

一方学習管理の面でも、誰が実施しているのか、完了したのかどうか、途中になったままの人がいないか、それらを把握できるような仕組みをお奨めします。





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