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Microsoft 365のExcel Web版で使えるマクロ「Officeスクリプト」で出来ること

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Microsoft 365を契約すると利用できる Web版のExcelについて「マクロ使えないのですか?」とご質問をいただきます。
PCへインストールするタイプのExcelはMicrosoft 365 Appsでももちろんマクロは従来通り使用できますが、Web版の Excel Online には「Office スクリプト」というマクロ機能があります。
今回のコラムは Office スクリプトについてお届けします。

操作を記録して実行する Office スクリプト

「操作ステップを記録して再生する機能」という点において、 Office スクリプト は従来のExcelマクロと同じです。
違いはどこで実行するかという点です。

  • PCにインストールした Excel(※) : 従来のExcel マクロ
  • Excel on the web : Office スクリプト
   ※Office 2019 でも Microsoft 365 Apps でも同じです。

Web版のExcel (Excel on the Webという名称です)でExcelブックを開き、[自動化] タブの [操作を記録] から従来のマクロのように操作を記録することが出来ます。同じ操作ですね。
チュートリアルがMicrosoftのWebページにあるので実際に確認することが出来ます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/dev/scripts/tutorials/excel-tutorial


Office スクリプトを利用するためには

利用するためのライセンスは、Microsoft 365 の OneDrive for Businessのライセンスが必要です。
これはクライアントへインストールするOfficeライセンスが無くても様々なWeb上(SharePointやOneDrive4B、Outlook on the Webなど)でファイルの中身を開くためのライセンスをOneDrive for Business に設定しているのです。

利用可否の設定は、システム管理者が Microsoft 365 管理センター >設定 >組織設定 >サービス >Office Scripts で有効/無効/特定のユーザーにのみ有効など設定をすることが出来ます。初期値はすべてのユーザーで有効です。


まとめ

Webブラウザ上でExcelを操作できるので、インターネット接続さえあればExcelがインストールされていないPCでも操作できるExcel on the Web ですが、マクロはPCとブラウザで使い分ける必要があります。
しかし、Webブラウザで利用するOffice スクリプト独自の利点はMicrosoft 365のクラウドサービスとの連携機能にあります。
次回は Office スクリプトを編集するためのコード部分についてお届けします。

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