ITインフラを支えるスペシャリスト IIMヒューマン・ソリューション

  • youtube

AOYUZU -Salon de Digital- 第5回 講演概要

btn_pagetop


概要

2021年12月8日開催「AOYUZU-Salon de Digital-」第5回の講演概要をご紹介します。

セミナー講演者様

東日本旅客鉄道株式会社
技術イノベーション推進本部
データストラテジー部門 部長
佐藤 勲氏


モデレーター:
出光興産株式会社 執行役員 CDO・CIO 情報システム管掌 (兼)デジタル・DTK推進部長 三枝 幸夫氏

「オープンイノベーションで進めるJR東日本流DX」と題して、モビリティ変革のためのオープンイノベーションプログラム等について紹介いただいた。


ご参加いただいた方の声
人々の声

とてもオープンな取り組みで興味を持って聞けました。
動画もあり、大変わかりやすかったです。

人々の声

企業によってDXの取り組みは様々であることを実感しました。


セミナー資料 概要資料

セミナー概要資料(PDF)ダウンロードは こちら


セミナー概要

2017年9月からJR東日本は所有しているリアルなフィールドを活用し、各企業の先端テクノロジーの実践の場を設けており、これにより新たな価値を創造している。WaaSの実現に向けて、移動価値の再定義、ICT・データを活用したヒト中心の街づくり、モビリティ変革に資する先端技術の活用促進の3つのWGで活動しており、これまでで17のサブWG活動が行われた。


① Future Mobility WG

VRおよびARに力を入れているKDDIと共に東京駅や原宿駅で検証を行った。スマホをかざすと東京駅ではまるでそこに赤べこがいるかのように画面上に立体的に現れる。また、原宿駅近くの明治神宮ではスマホをかざすと境内の案内が画面上に浮かび上がる。このようなVR・AR技術は観光を活性化すると期待されている。また、人材不足の解決の糸口としてバスの自動運転を見据えている。自治体は様々な理由で人口が減少して、人材不足になっている。2021年9月、気仙沼で自動運転バスの実証実験を行い、試乗も実施した。バスの自動運転が可能となればJRは鉄道にかけるよりも低いコストで公共交通の運行ができ、自治体は町おこしにもなると期待している。


② Future Lifestyle WG

2021年11月から12月にかけて日鉄ソリューションズと協力して横浜駅にて無料で健康診断「駅チカふらっと健康測定」を行った。歩行年齢や体組成、肌年齢などを測定することができる。参加者にはNewdaysで使用できるクーポンが配布された。その他、駅の混雑状況を確認できるサービスの提供もしている。スポーツ観戦など⼤きな建物で多数の人が集まるイベントなどは混雑の中で帰路に着くことが多い。感染症が流行している時期は混雑が気になる。また近くに飲食店があるのにもかかわらず、イベントで来た人はすぐに帰ってしまう。そこでシスコシステムズと協力し、駅の混雑状況や、混雑が緩和するまでの寄り道先を提示するシステムを開発した。スマホやタブレットだけではなく、会場のサイネージでも確認できる。


③ ロボットとの共生

高輪ゲートウェイ駅では、清掃ロボットが導入されている。加えて警備、搬送などを行うロボットの導入検討も行っている。また旅客の案内にはAIが活用されており、人とロボットが役割分担しながら、顧客を案内する世界観を⽬指す。設備点検分野においても、河川や橋梁のメンテナンスにドローンを活用する検証も行っている。

新型コロナウイルス感染症の流行により、テレワークが普及した結果、鉄道事業はビジネスモデルを変える必要が出てきた。そこで重要となるのがモビリティ変革コンソーシアムだ。他の企業とコラボレーションをすることでイノベーションを起こし、新たな価値を作る。そのために、まずはJR東日本内部で事業部を巻き込んで仕事を行うようにしている。新型コロナウイルスというピンチをチャンスに変え、新しいオープンイノベーションに繋がるカタリストとしていく。